(社)都市住宅学会大会(中部)-第12回学術講演会
ワークショップ(3)
人口減少・高齢社会の中で郊外住宅団地の再生は可能か ―中部圏のニュータウンを中心に―
1.趣旨 人口減少・高齢社会の下で、これからの郊外居住のあり方が問われている。 人口減少への転換が目前に迫り、また近年の地価下落等の経済情勢と相まって、新たな郊外開発は困難となっている一方、今までに開発された郊外住宅団地の居住環境の維持・更新が課題となってきている。 このような郊外開発を巡る社会環境の大きな変化の中で、このワークショップでは、実際にニュータウン開発に携わった専門家と、高齢化した居住者への対応等具体の課題に直面している地元行政担当者の参加を得て、当初の居住開始以来相当年数が経過した団地として、中部都市圏の高蔵寺ニュータウンと岐阜県多治見市郊外に開発された住宅団地の実情を紹介する。 そして、この両団地における居住者の高齢化、施設の老朽化と更新、地域コミュニティの実情等を対比させながら、近年における人口構造と住宅需給構造の変化、都市の形態論、特にコンパクトシティのあり方、またハード・ソフト両面からの団地再生手法等の多様な視点から議論を行い、今後の郊外居住のあり方を探るものである。 |
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●日時:12月5日(日)15:00~16:45 ●会場:椙山女学園大学 星が丘キャンパス 現代マネジメント学部棟205教室 ●出演者(敬称略) ○パネリスト 遠山 正美 (株)中部都市整備センター都市開発計画部長 青山 崇 岐阜県多治見市都市計画課長 村上 心 椙山女学園大学生活科学部助教授 海道 清信 名城大学都市情報学部教授 ○進 行 三宅 醇 東海学園大学人間健康学部教授 |